この記事を訪れた方はオフショア による第三者検証の必要性を少なからず感じているのでしょう。今回はオフショアの基礎知識から代表的なソフトウェアテスト企業、オフショア導入時の注意点まで幅広く解説したいと思います。
1、 オフショア 開発とは
現在日本のIT市場では人材不足が深刻な問題となっています。その問題の一つの解決策として、日本の企業が海外の開発会社や子会社へ開発やテストなどの工程を委託するという手法がオフショア開発です。そもそもオフショア とは英語表記で「Offshore」であり単純な訳では「沖合」という意味になります。それをビジネスの世界ではその元の訳から派生して「海外で」などといった意味で使い、海外で開発をすることをオフショア開発と呼びます。
いま日本企業の主なオフショア開発先は中国、ベトナム、インドなどのアジアの国々になります。今回はこの中でもっとも人気の国であるベトナムのソフトウェアテストに特化したオフショア 企業を紹介しようと思います。
2、ベトナムを代表する5つの第三者検証の オフショア 企業を解説します。
LogiGear
設立年:1994
従業員数:
1994年シリコンバレーにて設立
ベトナムのホーチミンとダナンに二つのオフィスを構えています。
Amazon、Gapなど各界を代表する企業と取引があり豊富な経験、実績があります。
TMA Solution
設立年:1997
従業員数:2000人以上
ホーチミンコンピューター協会によるトップICT企業に2004年から毎年選出されていて、高い技術と実績が認められています。また、オフショアソフトウェア開発の最優良企業のトップ15に選出されています。TMA Solutionはアメリカ、カナダ初のテスト専門企業であるため豊富な経験があります。
FPT Software
設立年数:1999年
従業員数:13000
もっとも日本に力を入れているため日本企業とのプロジェクトの経験が豊富にあります。日本全国各地に拠点があり、コミュニケーションの心配はいりません。
また、FPTはエンジニアを育てるためのFPT大学を保有しておりエンジニアの教育がしっかりしているため安心して業務委託をすることができます。
ShiftAsia
設立年:2016
従業員数:24
日本を代表するソフトウェアテスト企業であるSIFTの拠点であり、2016に設立されたスタートアップ企業です。親会社が日本を代表する企業であるため、日本の仕事の仕方や文化などが浸透しているためコミュニケーションのしやすさや技術において非常に信頼の置ける企業となっています。
Lotus Quality Assurance.
設立年:2016
従業員数:120
最後に紹介するのは我々の会社、Lotus Quality Assuranceです。ベトナム初であり、ベトナム発の第三者検証会社で日本マーケットにもっとも力を入れています。設立から2年とまだまだスタートアップの企業ですがすでに日本企業と多くのプロジェクト経験があるため安心して委託できます。
僕を含めた日本人スタッフもここで活躍中です!
3、ベトナム オフショア のメリット
一般的にオフショア のメリットは「コストの削減」と「人材の確保」が挙げられます。しかしオフショア開発のメリットはこれだけではありません。ベトナムでオフショア開発をする際、日本語を使えるテスターが多いことや国民性の点から見ても日本と似ている部分が多く、コミュニケーションが取りやすいと言われています。また国がIT教育に力を入れているため優秀なエンジニアを多く確保でき、納期の短縮なども期待できます。
オフショア のメリットについてはまた詳しくまとめようと思います。
5、まとめ
もちろん海外に業務を委託するからにはリスクやデメリットはあります。しかし、今回紹介したようにベトナムで開発やテストを委託することは多くのメリットがあります。今回紹介した5つの企業やオフショア導入時の注意点などを参考にしていただければ幸いです。